お子様をアレルギーから守るために

アレルギーに負けない体づくり

引き続き、鳥居新平先生にアレルギーに負けない体づくりについて、詳しくお話をうかがいました。

アレルギーが起こるメカニズムを正しく理解しよう

アレルギーのメカニズムにある通り、アレルギーは、私たちの体に備わる免疫の仕組みがバランスを崩すことで発症します。そこで、大切なのは体の免疫機能を正常に戻し、アレルギーに負けない体をつくること。特に、アレルギーの反応を抑える働きを持つ腸管免疫を活性化させることが重要です。

イメージ

生活習慣改善でアレルギー対策 (1)食生活

本来、腸は免疫物質の工場の役割を担っています。しかし、食生活の問題が腸内環境を悪化させ、アレルギー体質をつくりだしているのです。

1.乳酸菌を摂取しましょう

腸にとって腸内細菌は必要不可欠な存在です。腸内細菌は、善玉菌や悪玉菌などに分類されます。
そこで、活用したいのが乳酸菌。乳酸菌には、腸内の善玉菌を増やし、免疫機能を活性化する働きがあるのです。また、最近ではアレルギーに対する効果が期待される特定の乳酸菌も話題を集めています。
特に、乳酸菌とアレルギーで紹介している「L-92乳酸菌」は、アレルギー症状に関するさまざまな研究から、近年、大変注目されています。

2.食物繊維やオリゴ糖を摂取しましょう

食物繊維は腸内の善玉菌を増やし、免疫力を高めます。オリゴ糖も腸内環境を改善するといわ れています。特に根菜類は食物繊維とオリゴ糖の両方が含まれているので、アレルギー対策にはとてもおすすめの食材です。

3.油はひかえめに!脂質の取り方もポイントです

高脂肪食は、腸内環境を乱す大きな原因となります。なるべく避けることがポイントですが、人間の体には適度な脂質の摂取も必要です。
そこでおすすめなのが、n-3系不飽和脂肪酸といわれる脂質。難しい用語ですが、EPAやDHAなどがその一種で、これなら皆さんも耳にされたことがあるのではないでしょうか?EPAやDHAは、魚(特に青魚)に多く含まれています。
お肉をたくさん食べてしまった場合は、次の食事で魚を食べるなど、一日の食事の中で上手にバランスのとれた食生活を目指しましょう。

4.たばこやアルコール、ストレスもアレルギーの原因に・・・

ビジネスマンとは切っても切れない、喫煙や飲酒、仕事上でのストレスは、すべて腸内環境を悪化させる原因となります。
とはいえ、接待であれば断れないし、どうしてもストレスがたまってしまうというのも事実。
そんなときは、先ほど紹介した、乳酸菌をはじめとする腸内環境をよくする食事を積極的にとることで、腸をいたわってあげましょう。

アレルギーに効果のある食材
アレルギーの原因となるもの

生活習慣改善でアレルギー対策 (2)住環境

生活習慣を見直したら、次に住環境をチェックしましょう。室内でアレルギーの原因となるのは、ダニやカビ、ホコリだけではありません。建物に使われている接着剤や塗料のほか、暖房器具の排気、芳香剤・防虫剤等に含まれる化学物質など、家の中にはたくさんのアレルゲンが存在します。特に、最近の住宅は高気密化が進んでいるため、これらのアレルゲンが高濃度に濃縮されやすく、アレルギーを引き起こす大きな要因となっています。まずは十分な換気を行い、掃除機だけでなく拭き掃除でダニやカビなどのアレルゲンをしっかり取り除くことが基本。暖房器具のフィルターもこまめに掃除しておきましょう。

室内のさまざまな化学物質

では、お子様をアレルギーから守るためには? 次は「小児アレルギーの現状」のお話